シェフ 三ツ星フードトラック始めました

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    こんにちは、tamaxです。

     

    シェフは太っているに限る

     

    あらすじ

    そこそこいいレストランを任されているシェフ、カールは

    有名料理評論ブロガーにメニューをけなされたことで怒り心頭。

    作らされているメニューではなく、自分の独創性を出した料理で

    勝負しようとするが店のオーナーにはアンタの個性なんてうちの

    店には必要ねんだよと言われてしまう。

    さらにネット上で影響力を持っている料理評論ブロガーに対して

    はじめたばかりのtwitterでDMと間違えて罵詈雑言メッセージを

    世界中に公開してしまう。

    カールはもう消火不能なまでに大炎上。当然店はクビになり、

    再就職も全滅。どん底のカールだったが、別れた元嫁に

    オンボロのフードトラックを一台斡旋してもらい、良質な

    子分レグイザモやパパ大好きの一人息子と一緒に、流浪の

    フードトラッカーとして再起するのだった。

     

    主演は監督自身だそうです。

    最近貫禄の増している別所哲也さんがそのままさらに大きくなったような

    風貌です。奥さんとは離婚したのか別居したのか離れているのですが

    一人息子とはたまに「面会」しているという感じ。

    この元奥はラテン系の激マブです。背は高いしスタイルはいいし

    なんでこんな美女が…。まあでもかなり気は強そうだし要求が多くて

    疲れそうなタイプではあります。こういう気質の女性を英語圏では

    「needy」というらしいですよ。

    元奥が超美人なら、彼にはセフレもいてそれがなんと店のウェイトレスの

    スカヨハなんですよ。

    この映画の中のスカヨハはエロくてかわいい上にものわかりがよくて

    カールが落ち込んでいるときに「あんたはエラい!あんたはすごい!」と

    ひたすらイイネ!してくれる天使みたいな女なのです。

    おい監督ふざけんな。スカヨハが抱けるDEBUのおっさん、いるんかいね。

    ですがやっぱりカールには料理の腕というすごい取り柄があり、というか

    それしかないんですが、それが女性たちを惹きつけるみたいなんですね。

     

    カールの料理場面はいっぱい出てくるのですが、確かにむちゃくちゃうまそうで

    それも男性の料理にありがちなドヤ感がなく、ほんとに本人が料理を愛して

    人がおいしいという顔を見たいがために作っているのが伝わってきます。

    息子に作ってあげる朝食なんて、シンプルなんだけど食べる喜びが沸き上がるような

    サンドイッチとかなんですよ。

    こういう料理を毎日パパッと目の前に出してくれたら、スカヨハもコロッと

    いくかもしれないなぁと思うくらい、料理の腕というのは一つの色気なんだなぁと

    思いました。

     

     

    料理と女には不自由していないカールなんですが、一人息子との関係は

    微妙です。8歳くらいの息子はデジタルネイティブでSNSもさらっと

    使いこなせ、なんでもわかったような気がしているインスタント世代。

    パパのことは大好きなのですが、どこかに連れてってもらったり

    遊んでもらったりするだけの面会ではなく、何かパパと一緒にやりたいと

    思っています。

    それをカールはわかっておらず、子供は相手してあげなきゃいけない、

    でも自分は忙しいし、料理しか取り柄はないし、みたいな感じで

    接し方がわからないのです。

    ところがフードトラックを開業するにあたり、息子のことを対等に

    扱うようになるのです。息子の炎上商法を逆手に取ったマーケティング

    手腕でフードトラックは大人気になります。

    さらにはバンズを焼くという重要な任務も任されるようになります。

    何よりもパパの相棒に昇格し、必要とされていることが息子の成長へと

    つながるのです。

     

    私は今アドラー心理学を舐める程度にかじっているのですが、まさに

    これこそアドラー流だと思いましたね。

    子供は上から褒められるのではなく、対等に扱い感謝されることで

    共同体への貢献感を得ることができるというものです。

    さらに共同体への貢献感で自信を持った人間は、承認欲求から

    解き放たれるとアドラーは言います。

    フードトラックで直接お客さんの喜ぶ顔を見ることができたカール

    自身も、評論家に褒められたいとか、独創的な料理であっと言わせたいというような

    自己中心的な承認欲求を手放します。

    だからなのでしょうか、ひたすら褒めてくれていたセフレのスカヨハは

    全く後半出てこなくなります。必要なくなったからなんでしょう。

     

     

    なんやこれ、実はアドラー映画だなと思いました。

    そしてルックスと金以外で女にモテたかったら、料理の腕を磨くしかないですね。

     

     

     

     

     

     


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      • 2017.03.26 Sunday
      • -
      • 00:05
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      • by スポンサードリンク

      コメント
      これも好きな映画です。私は食べ物が好きなので、食べ物がいい感じに出てくるコンテンツが大好きで、この映画は食べ物映画としてかなりいいと思いました。肉とかがうまそうでうまそうで。twitterを美化してるようなところはちょっといやでしたけど。
      他に好きな食べ物映画は「大統領の料理人」です。こちらの映画は私の中で「予告編と本編があまりに違いすぎるで賞」にも輝いています。
      食べ物と音楽(ラテンの)の魅力が最大限に生かされている感じでしたね!でも監督が元妻やセフレ役に美人女優ばかり使っているのと、結局フードトラックがつなぎでしかなかったところがちょっと納得できませんでした。
      私のオススメは『厨房で逢いましょう』です。ニヒル牛のあるさんに推薦されてかなり前に観たんですが、未だに忘れられない映画です。
      • tamax
      • 2016/11/09 11:36 PM
      あ、そうそう、確かに最後「なんだトラックやめちゃうのかよ」とは私も思いました。美人は見てて楽しいので気にならなかったです。『厨房で逢いましょう』観てみます。
      • ひらたまき
      • 2016/11/10 8:02 PM
      「厨房で逢いましょう」観ました。たっ、確かにこりゃモヤモヤする〜!居ますよね、こういう、天真爛漫な感じで、そこらじゅうに迷惑かける人(もちろんエデンのほう)。吉田戦車の「しあわせ侍」って漫画思い出しました。そしてこの映画にも「予告編と本編がだいぶ違うで賞」をあげたい。ほろ苦い大人のラブストーリー、ではないだろコレ。面白かったです。「大統領の料理人」もそのうちぜひどうぞ。
      さっそく観ていただいたんですね!ありがとうございます。
      ねぇ。。。なんというかもう。あれも食べ物や料理の撮り方が非常に作為的というか、食するということがエロく、罪深く映るようになっていて印象的でしたね。
      あの作品を観たあと、腹が立って腹が立ってしばらく眠れなかったですよ。「大統領の料理人」も観てみます!
      • tamax
      • 2016/11/27 11:05 PM
      >腹が立って腹が立ってしばらく眠れなかった
      それはすごいですね!ほんとにいろいろツッコミどころの多い映画でした。食べることがエロいというのには同意するけれども、食もエロも、この映画で描かれている罪深さ?とは関係の無い事じゃんと思えてならないです。全然ピンとこない所でトンチンカンな事件が起こり続けてるように私には見えた。
      「昨日は全部食べてしまって悪かったわ」とか笑顔で言われた時点でヤバイ奴なんだからつきあうのやめときゃよかったねと思いました。それじゃ物語になりませんが(笑)。全部食うなよ(笑)
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